急性リンパ性白血病ではどんな治療を行う?
2026/02/09
急性リンパ性白血病にはどのような治療法があるのか教えてください。
この質問への回答
自治医科大学附属さいたま医療センター
吉村一樹
急性リンパ性白血病(ALL)の治療は、主に抗がん剤を用いた治療(化学療法)が中心となります。治療は段階的に進められ、まず「寛解導入療法」で白血病細胞を減らし、続いて「地固め療法(強化療法)」で残った白血病細胞をさらに減らします。その後、「維持療法」として長期間にわたり少量の抗がん剤を使用し、再発を防ぎます。治療期間は全体で2年~2年半程度が一般的です。
使用される薬剤には、ビンクリスチン、ダウノルビシン、L-アスパラギナーゼ、シクロホスファミド、メソトレキセートなど、効果の異なる複数の抗がん剤を組み合わせて使用します。また、白血病細胞が脳や脊髄に入り込むのを防ぐため、髄腔内(脊髄を包む空間)への抗がん剤投与をしたり、実際に脳や脊髄に白血病細胞が入り込んでしまった場合は、頭部への放射線治療を行うこともあります。
再発リスクが高い場合や再発してしまった場合には、同種造血幹細胞移植が行われる場合があります。これは、大量の抗がん剤投与や放射線照射の後、健康なドナーや臍帯血バンクから提供された造血幹細胞を移植する治療法です。
治療内容は、年齢、白血病の型(B細胞型かT細胞型か)、染色体異常の有無、治療への反応などによって個別に調整されます。不安なことがあれば主治医に遠慮なくご相談ください。

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