仕事への気力が湧かない…これは単なる疲れ?

新規のサービス開発業務に携わっており、特にここ数カ月は毎日遅くまで働く生活が続いています。社内調整の責任も重く、常に仕事のことが頭から離れない状態でしたが、最近になって急に仕事への気力が湧かなくなってしまいました。週末も何もやる気が起きません。30代後半という年齢もあり、これは単なる疲れなのか、それとも心や体に何か異常があるのか、自分でもよくわからず不安です。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
日常的な長時間労働や過度なストレスにより、心身共に大きな負担がかかっているのかもしれません。
年齢を重ねるにつれて、徐々に無理がきかなくなっていくのは自然なことです。しかし、仕事に集中しすぎるあまり、自分の疲労やどれだけ無理を続けているのかを自覚できないままに過ごしてしまうと、体力の限界を超えたところで、急に「体が動かない」「気力が湧かない」という状態に陥ることがあります。
頑張りすぎた反動によって、気力が失われる「バーンアウト症候群(燃え尽き症候群)」のような状態である可能性も考えられます。
「単なる疲れなのか、それとも何かの病気なのか」と不安に感じている場合は、やはり心療内科などの医療機関で専門の医師に相談し、心身の状態を確認してもらうとより安心できるのではないかと思います。また、職場に産業医や保健師などの産業保健スタッフがいる場合は、相談してみることも一つの方法です。
私たちは、常に気力で満ちているわけではありません。誰にでも無気力になってしまうことはあり、それ自体は決して悪いことではないと思います。一時的な無気力は、心身を休め、次に再び活動するための準備期間とも言えます。そのような「一時的な無気力」であれば、しっかりと休息をとり、自分の好きなことをして心の充電期間を持つことで、徐々に回復していくことが多いと思います。
ただし、そのような時間をとっても長期間にわたって回復しない場合には、心や体に何らかの不調が生じている可能性もあります。その際は、ご自身の状態に耳を傾け、医療機関の受診や生活環境の見直しなどを考えていく必要もあるでしょう。


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