中学生の息子の胸痛。検査では異常なしと言われたが…
中学生の息子が学校健診で「胸部苦悶」とされ、要治療との判定を受けました。循環器内科を受診し、検査では異常なしとの結果でしたが、胸痛の症状は数年前から月に1度程度起こり、通常は10分程度で治まりますが、ひどいときには1時間ほど動けないほどの痛みがあります。陸上部で激しい運動もしているため、本人もつらそうですし、親としても心配です。このまま経過観察でよいのでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
中学生の息子さんが学校健診で要治療と判定された所見があり、循環器内科を受診したけれども異常がなかったとのこと。また、症状は数年前からで、ひどいときは1時間ほど動けなくなるような痛みもあったのですね。陸上部に所属し、激しい運動もしているとのことで、ご本人の負担感もさることながら、親御さんとしても心配なことと思います。
一般的に、15歳くらいまでの小児で、心臓や肺の病気によって胸痛がある場合は、顔色が悪く手足が冷たくなったり、呼吸が苦しくなるなどの症状を伴うことが多いといわれています。お子さんの場合は、すでに循環器内科を受診し、検査も受けている様子なので、まずは主治医に、前回の検査の結果から考えられる原因や今後の経過の見方、他の診療科への受診の必要性、激しい運動の可否などについて再度相談することをおすすめします。
なかなか相談しにくい場合もあるかと思いますが、受診の際は「しばらく経過をみていたが、症状が続いていて心配。心臓に問題はないか。他にどんな原因が考えられるか」、さらに「このまま様子をみていてよいか。定期的な検査や他科への受診は必要か」などの点を相談してみるとよいと思います。それでも、主治医から納得のいく説明が受けられなかった場合は、別の病院の循環器内科で相談してみるのも1つの方法かと思います。

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