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「急性冠症候群」の再発を防ぐための生活習慣とは?

男性/50代
2026/05/13

「急性冠症候群」は再発しやすいと聞きました。予防するためには、どのような生活習慣が重要ですか?

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

血管内にプラーク(脂肪のかたまり)が蓄積されると、動脈が硬くなったり内腔が狭くなる動脈硬化症を引き起こします。

安定したプラークは破裂しづらいものの、不安定なプラークは膜の薄さや軟らかさから破裂する危険性が高く、破裂することによって血栓を形成し、狭窄や閉塞が急速に進み、急性冠症候群を引き起こします。


急性冠症候群は、一度発症すると、治療後に再発する可能性があるため、継続した経過観察が必要です。原因となる動脈硬化を完全にもとの状態に戻すことは難しいとされていますが、治療によって進行を抑え、再発リスクを下げることは可能です。再発を防ぐためには、動脈硬化を促進させる生活習慣病(高血圧症糖尿病脂質異常症など)の治療や、日々の生活習慣を見直すことが大切です。以下を心がけるようにされるとよいでしょう。


●肥満を改善・予防し、適正な体重を維持する

内臓脂肪の蓄積に伴って、高血圧、脂質異常、高血糖を増悪させるリスクが高まります。BMIが25以上の場合は3~6カ月間で3%以上の減量、BMIが35以上の場合には5~10%の減量を行うことで、脂質や血糖、血圧などの数値改善を期待することができます。


●食生活に注意する

コレステロールを多く含む食品のとりすぎに注意が必要です。とくに飽和脂肪酸(脂身の多い肉や加工肉など)の摂取を控えることが重要です。

清涼飲料水や菓子類など、糖分を多く含む食品のとりすぎに注意しましょう。

塩分は控えめにし、1日の摂取量6g未満を目標とします。

海藻やきのこ類、緑黄色野菜や大豆製品などの食物繊維、青魚、ナッツ類の積極的な摂取がすすめられます。


●アルコールの過剰摂取を控え、禁煙する

少量の飲酒でも心血管リスクとの関連が報告されており、とくに大量の飲酒はリスクを高めます。できるだけ飲酒量を控えることが望ましいとされています。

喫煙については、ニコチンによる血圧の上昇や、動脈硬化を促進させることがわかっています。禁煙、受動喫煙の回避に努めましょう。


●運動を習慣化する

ウォーキングなどの有酸素運動を、1回30分以上、週3回以上行いましょう。強度は、中等度(ややきつい程度)がすすめられています。運動以外の時間も、こまめに歩くなど、座ったままや寝たままの時間を減らしたほうがよいとされています。


●その他

十分な休養と睡眠、気分転換を行い、ストレスや疲労を溜めないようにしましょう。

ほかにも、歯周病の予防や寒暖差に注意することが大切であると言われています。

また、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のある人は、医師の指示のもと、適切な治療を受けるようにしましょう。

処方された薬は自己判断で中断せず、継続することが再発予防に非常に重要です。


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