脂質異常症が原因の皮膚黄色腫。除去は可能?
2025/10/28
脂質異常症が原因で、まぶたに皮膚黄色腫ができてしまいました。除去することは可能なのでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
皮膚黄色腫は、脂肪分を含んだ細胞が変化して皮膚が黄色くなる病変です。脂質異常症(高コレステロール血症など)が原因となることが多いですが、脂質異常症がない場合でも発症することがあります。
脂質異常症があれば、それに対する治療を行いますが、黄色腫への効果がみられるまで、数カ月はかかるとされています。
また、レーザー治療や凍結療法、外科的切除などで、病変を除去する治療もあります。とくにまぶたに皮疹が現れる眼瞼黄色腫では、審美的な観点から検討されることが多いようです。除去の方法は、病変の大きさや部位、患者さんの希望に応じて選択されます。ただし、黄色腫は除去後に再発することがあり、注意が必要です。
脂質異常症の治療については内科を、皮膚黄色腫の治療につきましては皮膚科を受診して医師によく相談されることをおすすめします。
脂質異常症は、放置すると動脈硬化が促進されて、心臓や脳の血管障害をひきおこすリスクが高くなります。改善のためには、薬だけに頼るのではなく、以下のような生活習慣の見直しをおすすめします。
●動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品を食べすぎない
●魚(とくに青魚)、豆類、野菜、果物、海藻を積極的にとる
●食べすぎ、飲みすぎに注意して、適正体重を維持する
●適度な運動を継続する
●禁煙する

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