白血球の数値で何が分かるの?
2025/10/25
健康診断で、白血球の数値が基準値を少しだけ上回りました。白血球の数値で何が分かるのでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
白血球は体内の免疫反応に関連するため、白血球数の増減によって感染症や免疫機能の低下の判断をするのに有効です。
さらに、白血球には好酸球、好中球、単球、リンパ球、好塩基球の5種類があり、病気によって増減する種類が異なり、診断の手がかりとなります。また、この5種類が白血球全体に占める割合を「白血球分画」といい、体内にどのような異常が起きているかを知る目安になります。
一般的に、白血球は、病気や免疫機能の低下だけでなく、そのほかにもさまざまな要因の影響を受けやすいといわれています。例えば、何らかの刺激、激しい運動や入浴、喫煙、過剰なストレスなどが挙げられます。
血液検査に限らず、あらゆる検査値は、ある幅を持って基準値(または正常値)が設けられていて、健康な状態であっても、その基準値の幅からたまたま外れることや、体質的に少なめ(低い)、または多い(高い)ということもあります。そのため、白血球数の増加ということだけで、病気や原因を特定することはありません。
検査結果から病気の疑いが高く明らかに放置するべきでないときは、要精密検査あるいは要医療と判定されます。要再検査などの指示がなく、発熱やだるさなどの症状が続いていなければ、とくに心配はないと思われますが、もし不安なことがありましたら、かかりつけ医もしくはお近くの内科にて相談されると安心でしょう。

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