頻尿のため外出すると不安でしかたない

外出すると、トイレが近くなり頻尿で困っています。自宅にいるときは普通なのですが、外出するとトイレに行きたくなりそうで不安でしかたありません。心因性頻尿ではないかと思うのですが、受診したほうがいいでしょうか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
頻尿とは、1日あたり昼間に8回以上トイレに行く場合を指します。
頻尿の原因として、残尿(尿をすべて出し切れずに膀胱に残った状態)、多尿(尿の量が多い)、膀胱が過敏になる過活動膀胱、尿路感染症、腫瘍、心因性などがあります。心理的な要因が引き金となって頻尿が起こるのが心因性頻尿です。
頻尿に心理的なことが影響しているかどうかを確認するためには、頻尿の原因が腎臓や膀胱にないことを先に判断する必要があります。そのため、まずは泌尿器科を受診することをおすすめします。
頻尿以外に尿の濁りや排尿痛などの症状を伴う場合は、早めに受診するほうがよいでしょう。
心因性の頻尿は、環境の変化、人間関係のストレス、緊張などがきっかけとなります。トイレに行けない時間が長いと不安になって事前に何度もトイレに行きたくなる(行く)、トイレに行きづらい状況になると尿意が強くなる、などの症状が現れます。多くの場合、トイレに行っても尿はあまり出ません。また、夜間にトイレに起きることは少なく、何かに集中していると尿意を忘れ、頻尿も起こらなくなります。重症になると、トイレに関する不安が大きくなり、外出を控えるなど、社会生活に支障をきたすようになります。
不安を抱えていると、トイレのことばかり考えてさらに尿意を感じてしまうため、気持ちをリラックスさせる時間をつくりましょう。「いつでもトイレに行ける」とイメージして自分を安心させ、膀胱に尿をためてから排尿するように習慣づけることで、改善が期待できます。
症状が続き、日常生活に支障をきたす場合には、心療内科や精神科での治療も検討されます。


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