左側の脇腹から下腹にかけて痛む。何科を受診？　

一般的に、脇腹などおなか付近の痛みの原因は、消化器系(胃・腸など)、胆道系(肝臓・胆のう)、すい臓、循環器・呼吸器系(肺など)、尿路系(腎臓など)、骨、筋肉の問題など、さまざまな可能性が考えられます。痛みの症状だけから原因の特定や緊急性の有無を判断することは難しいため、どんな状況で痛みの症状が現れているかなど、まずは自身のからだの状況をよく観察することが大切になります。

しばらくすると痛みが軽くなる、頻繁ではない、ほかの症状を伴わないなどの場合は、通常、胃腸が原因の一時的な症状であることが多いため、経過をみることはよくあります。

一方、痛みがよくならない、強くなる、ほかに症状がある(血便、下痢や便秘を繰り返す、吐き気・嘔吐、食欲がない、発熱があるなど)場合には、できるだけ早く受診することがすすめられます。消化器内科またはかかりつけ医を受診し、病気の有無について相談されるとよいでしょう。

なお、受診の際には「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間、症状が続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「別の症状があるか」などを伝えることをおすすめします。