間もなく訪れる更年期。更年期障害の具体的な症状は?
年齢的にまもなく更年期を迎える頃で、更年期障害について少し不安に思っています。人によって現れる症状が違うと聞いたのですが、具体的にはどのような症状が出るのでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
一般的な目安として、閉経前と閉経後の各5年間をあわせた10年間が更年期です。閉経の時期には卵巣機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)が大きく変動しながら減少するため、心身にさまざまな変化が現れやすくなります。
更年期の女性が経験する不調は多岐にわたります。現れ方や重症度には個人差があり、ほとんど不調を感じない人もいます。
おもな症状は次のとおりです。
●身体的症状
ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ、発汗など)、動悸・息切れ、疲れやすい、だるさ、冷え、めまい、立ちくらみ、耳鳴り、頭痛、肩こり、腰痛、口の渇きなど
●精神的症状
イライラ、不安、意欲低下、集中力・記憶力低下、気分が不安定になる、感情の起伏が大きくなる、気分の落ち込み(抑うつ状態)、不眠(寝つきが悪い、途中で目が覚めるなど)など
更年期の不調は、性格やストレスの感じ方、あるいは子育て、親の介護といった環境要因にも左右されやすいものです。
また、更年期後半から閉経後にかけては、泌尿器症状(頻尿・尿もれ)、腰やひざの関節痛、目の乾燥(ドライアイ)、のどの違和感や乾燥、性交痛などの症状が出る場合もあります。
更年期症状の一般的な受診の目安は、体調の変化が大きく、生活に支障をきたすような症状がある場合です。甲状腺疾患や貧血、心血管疾患、うつ病など、ほかの病気が隠れていないかを確認することも大切です。治療をすることによるメリットが大きいと医師が判断した場合には、治療が開始されます。治療には、ホルモン補充療法(HRT)、漢方や抗うつ薬などによる薬物療法があり、症状やからだの状況に合わせて行われます。
更年期に備え、食事、睡眠、運動などの生活習慣を見直すことが大切です。また、日ごろから心身の変調などを相談できるかかりつけの婦人科医をもっておくことをおすすめします。更年期などの心身の変化について相談したり、婦人科疾患の定期検査なども経過を追いやすくなり安心です。

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