マンモグラフィは要精密検査、超音波は異常なしのとき

女性/50代
2025/06/10

健康診断の乳がん検診の結果、マンモグラフィで「カテゴリー3/FAD」を指摘され、要精密検査でした。一方、乳房超音波検査では異常がなかったのですが、精密検査を受けたほうがよいのでしょうか。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

乳がん検診の結果にある「FAD(局所的非対称性陰影)」とは、マンモグラフィ検査で左右を比べたときに、部分的に非対称にみられる異常を指します。正常な乳腺の重なりでも陰影になることがあるため、しこりがあるように見えるだけなのか、実際にしこりがあるのかを調べる必要があります。

「カテゴリー3」は、良性の可能性が高いものの、悪性である可能性も完全に否定できない状態を指し、「要精密検査」の対象となります。


乳房超音波検査は乳房の断面図を写し出すことで、触診ではわかりにくい数ミリのしこりを見つけることができます。このため、追加されることも多い検査ですが、石灰化したがんは見つけにくい弱点もあり、再度マンモグラフィ検査を行う場合もあります。


健康診断は、何かしらの異常を早期に発見し、早期治療につなげることを目的としているため、結果に記載されている指示に沿うことが大切です。

健診結果を持参の上、乳腺外科専門医のいる医療機関、または検査機器や専門科が充実している総合病院などを受診して相談されることをおすすめします。受診の際は、事前に診療時間、紹介状や予約の有無などについて、医療機関に確認されるとよいでしょう。

精密検査の結果次第では、継続的に検査を受けて経過をみていく場合もあります。主治医に相談しながら経過観察していくことで、今後の安心にもつながります。


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